社会人として人生を学ぶ者の日々を書きちらし・・・。


by jurisprudentia
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カテゴリ:労働法・労働事情( 4 )

原生的労働関係

アーサーヤングの言葉
「余程の馬鹿者でないかぎり、誰でも知っていることだが、下層階級というものは貧乏にしておかなければならない、さもないとかれらは真面目に働かないからだ。・・・・・・かれらは貧困にしておかなければ働こうとしないだろう」

うん。典型的な上から(資本家側から)の見方ですね。

明治期の資本家の多くが持っていた考え方なんでしょうけど。今でもこういう考え方をしているような使用者もいるんだろうな〜と、最近の賃金の差を見て思う今日この頃です。

ちなみに、横山源之助の『日本の下層社会』では、自ら貧民窟と言われる場所で横山氏が取材した結果、貧困層が働かない(遊興にひたる)のは、そうしないと「やっていられない」からだとのこと。つまり、貧しいのは貧しいのだとしても、一度落ちてしまうと、抜け出せないから働く気が失せるものなんだというもの。

私見ですが、資本家側の立場で、低賃金・長時間労働という原生的労働関係を築きあげ、それに幻滅した労働者がやる気を失い、そして、そのやる気を失った労働者を自らのフィルターで見た資本家が労働条件を下げるという悪循環をやっているようにしか見えないのですが。

一つのフィルターでものを見ることの危険性を示してくれる良い事例なのかもしれませんね。
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by jurisprudentia | 2007-07-08 15:53 | 労働法・労働事情

人を雇うということ

いつの間にか、このブログのカウンターが1000をまわってました(笑)全然気づかなかった。

いや、書いたところで何かお祭りをやるってわけではないんですが(笑)


先週の土曜日に、たまたまNHKで働くことについての番組をやっていたんですが、IT関係の事業をしている社長さんから、恐ろしい発言がされていましたね。

「そんなに評価されたり、賃金が低いのが嫌なら、自分で起業したら良い。」

さて、この発言の何が問題なのか?

この発言から読み取れることは、
1.労働者の替えなんていくらでもいるんだから、嫌な人間には辞めてもらって構わない。
2.自分は起業して、これだけの利益を上げているんだから、悔しかったらお前もやってみろ!

まぁ、この前後を観ていないと、これは読み取れないんですが。

しかしながら、このような発言を平気で行う社長のもとで働こうとは思いませんね。

いかに、労働者の替えがいようとも、その企業で生産効率を上げるために努力をするのは、企業と一体感を持った労働者だというのに・・。

そして、労働者は企業の宝であるはずなのに・・・。

このことが分からない社長さんって、案外多いんですよね。

人としてどうなんでしょう。
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by jurisprudentia | 2007-06-29 18:38 | 労働法・労働事情
あいかわらず、自宅のパソコンに入っているワードはへそを曲げたままです。

最近では、数文字打っただけでフリーズして強制終了する有様に・・・。

悪化の一途ですな。

でも、新しいのを買うお金が、まだ貯まっていないし・・・。

しばし、ワードは学校で我慢するしかなさそうですな。


さて、ホワイトカラーエグゼンプションについてですが、制度の実態を説明するにしたがって反対者が増えているようですな。

そりゃそうですよ。

自分で仕事を割り振れない管理職手前の人や、管理職候補の人にこの制度をあてはめたらどうなるかなんて明々白々ですな。


管理職「君、この仕事を明日の朝までにやっといてくれないか?これも君の裁量だから、何とかなるよね?」

A「はい・・・。」

としか言えません。

裁量でやる仕事が増えたとはいえ、そりゃ全体じゃありません。

裁量のない仕事だって、管理職前の人間はいっぱい抱えてます。

裁量のある仕事も、ない仕事も全て含めて、その人の仕事なんです。

しかも、現状ではサービス残業の嵐ですよ。

監督署が踏み込んだらウハウハの企業なんていくらでも世の中には存在しまっせ。

これを何とかせずに、無駄な残業を無くすなんてのは無理でしょ?

まぁ、現場が見えていない人間が制度設計をするからこんなことが起こるんでしょうが。

政治家のみなさん。一度劣悪な環境で働いている人と一緒に、一ヶ月ほど働いてみては?
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by jurisprudentia | 2007-02-02 23:36 | 労働法・労働事情
最近では、フルタイムパートタイマーなる言葉が発生しているようで。

では、フルタイムパートタイマーとは何か?

これは、その名のとおり、正規雇用の労働者と同じ仕事をこなしながらも、パートタイマーとしての契約で企業で働く人のことであり、職務内容が同じにもかかわらず、企業側からはパートタイマーとして給料が自給計算され、賃金が安く抑えられているという現実がある。

確かに、企業側からしてみると、パートタイマーを雇っても、正規雇用と非正規雇用の仕事を区別するのは難しいのかもしれない。

しかしながら、賃金に差をつけるのならば、仕事は区分しなければならないだろう。

同一労働同一賃金の原則は厳格に守られなければならない。

しかしながら、現在の日本では、この原則は守られていない。

ということでパート労働法改正で、フルタイムパートタイマーのような働き方をする人には、正規雇用労働者と同じ賃金を支払いましょう、とするそうな。

もちろん、財界はこの改正案には反対姿勢を示した。


労働者は企業の宝にも関わらず、企業はいかに人件費を安く上げるかを考える。

能力評価によって、給料を上下させる制度を入れると考えるのであれば、まずは、パートタイマーから、適正な労働能力評価をしてみてはいかがか?

財界の方々には考えて欲しいものです。
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by jurisprudentia | 2006-11-30 12:42 | 労働法・労働事情